2024年最初の市場となる冬季繁殖馬セール(主催ジェイエス)が1月24日、新ひだか町静内の北海道市場で開催される。欠場などを加味した上で、23日現在では40頭(受胎馬19頭、空胎馬6頭、未供用15頭)が上場される。冬季開催は2022年が22頭、2023年は25頭と上場馬の確保に苦労していたが、年が明けて追加上場馬もいて前年より15頭増えた。その中には、2021年フィリーズレビューを制した
シゲルピンクルビー(牝6歳、未供用)が注目される。
受胎馬では、2017年NAR年度代表馬に輝いた
ヒガシウィルウィンの半姉にあたるシニスターミニスター産駒の
ディーズプリモ(牝11歳、
ウィルテイクチャージを受胎)、初年度産駒からダービー馬・
タスティエーラを送り出した
サトノクラウンを受胎している
ラインハーディー(牝13歳、父ゴールドアリュール、母デライトポイント)などがラインアップされている。
昨年の冬季開催は、
シゲルピンクダイヤが史上最高額となる1億5000万円(金額は税別)で落札され、話題を呼んだ。一昨年も、未供用の
ノーワンが6600万円で取引され、未供用馬の歴代最高額を記録した。2頭とも3歳牝馬重賞で活躍しただけに、今年の
シゲルピンクルビーは大いに注目される。セリ開場は午後1時、セリ開始は午後2時を予定している。