ひな祭りとなる３日の中山３Ｒで、ラジオＮＩＫＫＥＩの藤原菜々花アナウンサー（２６）が、競馬場内実況デビューを果たした。ラジオＮＩＫＫＥＩの中央競馬実況中継の番組内では１月に実況を行っていたが、競馬場内で流れる場内実況を担当するのは今回が初めてとなり、ＪＲＡとしては初の女性アナウンサーのレース場内実況となった。

　自身の実況について、「満足度としてはゼロです。これを次に生かして、ここから頑張っていきたいと思いました」と反省の弁を述べる。場内デビュー戦ということもあり、緊張感で普段の実力を出せないところもあった。その上で「自分の声が場内に響き渡っている経験をして、場内実況の責任を感じました」と貴重な経験を振り返った。

　今後については「まずは目の前のレースを正確に分かりやすく伝えることが目標です。もしできるのなら、将来的には牝馬限定Ｇ１の実況をしたいです」と夢を語った。