【地方競馬】オーシンロクゼロが無傷の4連勝で菊水賞制覇 上がり最速タイの末脚で兵庫3冠の1冠目奪取

2024年04月03日 18:09

 菊水賞を制覇したオーシンロクゼロと関係者(撮影・中山伸治)

 「菊水賞」(3日、園田)

 開催2日目の11Rで行われ、5番人気のオーシンロクゼロが道中3〜4番手から直線で抜け出し、デビューから無傷の4連勝で兵庫3冠の1冠目を制覇した。管理する玉垣光章調教師(48)=兵庫・園田=は2015年1月の開業から10年目で重賞初制覇を果たした。2着は7番人気のクラウドノイズが逃げ粘り、3着には1番人気のウェラーマンが大外から迫った。

 オーシンロクゼロが初めての重賞挑戦を無傷で制覇した。管理する玉垣光師も重賞初勝利。「馬体が良くて、ダートで力強く走れる。期待したこの馬で取れたのがうれしい。順調にいけば、いろいろと大きいタイトルも取れる」とトレーナー。2冠目の兵庫優駿(7月4日、園田)、3冠目の園田オータムトロフィー(10月10日、園田)も奪取して、兵庫3冠達成をもくろむ。

 レースは理想の展開。課題のゲートをスムーズに出ると、道中は内ラチ沿いの3〜4番手で脚をためた。「絶好のスタートが決まって、いい位置につけた。最終4角までは辛抱する馬なので、それからを考えていた。追い出した瞬間に“いける”と思った」と広瀬航。直線に入ると逃げるクラウドノイズを上がり最速タイの末脚で仕留めた。

 デビューは昨年の11月28日と遅かったが、一戦ごとに評価は右肩上がり。ここまで4勝全て上がり最速のスピードは秀逸だ。「デビュー前から能力があるのは分かっていた。体の成長が能力に追いついてバランスが合えば、もっと走れる」と玉垣光師。次走は園田で新設の3歳重賞・西日本クラシック(5月1日)を予定。快進撃の勢いを増して、重賞制覇の量産態勢に入る。

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