9日、小倉競馬場で行われた小倉大賞典(4歳上、GIII・芝1800m)は、中舘英二騎手騎乗の6番人気{horse=1998100265:アサカディフィート}(セン10、栗東・鶴留明雄厩舎)が、道中は最後方を追走。直線で大外から豪快に追い込むと、抜け出しにかかった1番人気マルカシェンクを1.1/4馬身差交わして快勝した。勝ちタイムは1分47秒7(良)。さらにクビ差の3着には7番人気シルクネクサスが入った。
勝ったアサカディフィートは、父パラダイスクリーク、母スプリームクィーン(その父Alydar)という血統。01年6月にデビュー勝ちを上げて以来、04年中山金杯(GIII)、07年小倉大賞典を制すなど毎年堅実に勝ち星を重ねており、今回の勝利で小倉大賞典連覇を果たすとともに、8年連続勝利を達成した。通算成績69戦11勝(うち地方3戦0勝、重賞3勝)。
鞍上の中舘英二騎手は昨年の福島記念(GIII、アルコセニョーラ)以来のJRA重賞制覇で通算25勝目。管理する鶴留明雄調教師は昨年の小倉大賞典以来となるJRA重賞通算31勝目となった。
なお、10歳馬によるJRA平地重賞勝利は史上初の快挙。同期にはアグネスタキオン、クロフネ、ジャングルポケットなどがいる。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。