◆第55回読売マイラーズC・G2(4月21日、京都・芝1600メートル、稍重)

　1着馬に安田記念(6月2日、東京)の優先出走権が与えられるG2は17頭立てで争われ、1番人気のソウルラッシュ(牡6歳、栗東・池江泰寿厩舎、父ルーラーシップ)が直線で鋭く伸びて抜け出し、22年以来の同レース2勝目、昨秋の京成杯オータムH以来の重賞3勝目を挙げた。20日の京都で落馬負傷した松山弘平騎手からの乗り替わりで初騎乗だった団野大成騎手が“代打”で結果を出した。勝ち時計は、1分32秒5。

　2着は2番人気のセリフォス(川田将雅騎手)、3着は6番人気のニホンピロキーフ(田口貫太騎手)だった。

　幸英明騎手(エアロロノア＝4着)「休み明けでしたが、しっかり仕上げてくれていました。いい内容でした」

　池添謙一騎手(ソーヴァリアント＝5着)「ゲートの一歩目でつんのめるような感じに。それでもリズム良く、直線も伸びていた。復調気配を感じました」

　和田竜二騎手(ビーアストニッシド＝6着)「1600メートルは乗りやすい。流れに乗って、狭いところでも大丈夫だった」

　武豊騎手(トランキリテ＝7着)「マイペースの競馬。ここ2回とはメンバーが違ったが、めどは立った」

　岩田康誠騎手(コレペティトール＝8着)「伸びてはきているが、勝ち馬は強かったですね」

　藤岡佑介騎手(トゥードジボン＝10着)「先手を取って、この馬のリズムで走れました。粘って走っているが、マイルのトップクラスは強い」

　坂井瑠星騎手(セッション＝11着)「途中から来られて、息が入らない苦しい競馬になりました。馬の感じはすごくよかったです」

　北村友一騎手(ノースザワールド＝12着)「伸びてはいるが差が縮まらなかった」

　富田暁騎手(フリームファクシ＝13着)「道中は3番手へ。いいところにはまって、折り合いもついたが…」

　浜中俊騎手(リューベック＝14着)「先生からの指示でセリフォスをマーク。道悪が上手じゃなくて…」

　古川吉洋騎手(アリストテレス＝15着)「少し忙しかったという感じ。いい刺激になれば」

　西村淳也騎手(スパイダーゴールド＝16着)「すごくいいポジションを取れましたが、最後は疲れてしまいました」

　ミルコ・デムーロ騎手(エエヤン＝17着)「ずっとハミをかんでいました」