川崎スパーキングスプリントを制したプライルード(中央)
「第4回川崎スパーキングスプリント」が11日、川崎競馬場で行われ、1番人気の
プライルードが直線抜け出し快勝、3つ目の重賞タイトルを手にした。同馬と2着
エンテレケイアには「第14回習志野きらっとスプリント」(7月18日、S2、船橋)への優先出走権が与えられた。
レース前から騎手、調教師が気にしていた互角のスタートを切れたことが最大の勝因だろう。これで「いいポジションが取れた」と本田重が振り返る。馬なりで内ラチ沿いの4番手を追走。4コーナーから外に持ち出し追い出した。右ステッキの連打で
ノボベルサイユ、
ティアラフォーカスを捉えると、内から差してきた
エンテレケイアを頭差退けたところがゴールだった。
「勝たなきゃいけないという気持ちで乗ったが勝てて良かった。2着馬が強くて危なかったが馬の力に助けられた」と今年3つ目の重賞を手にした本田重は愛馬に最敬礼だ。今後は権利を獲った重賞も視野に入れながら「短距離重賞を中心に使いたい」(藤田師)と、さらなるタイトルを積み重ねるつもりだ。
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プライルード 父
ラブリーデイ 母アンソロジー(母の父サクラバクシンオー) 牡5歳 大井・藤田輝信厩舎 馬主・キャ
ロットファーム 生産者・北海道安平町ノーザン
ファーム 戦績19戦6勝(南関東14戦5勝) 総獲得賞金8206万円。