【さきたま杯レース後コメント】レモンポップ坂井瑠星騎手ら

2024年06月19日 20:41

JpnI昇格後の初代さきたま杯王者に輝いたレモンポップ(c)netkeiba、撮影:高橋正和

 19日(水)、重馬場の浦和競馬場で行われたダートグレード競走の第28回さきたま杯(JpnI・1400m 出走12頭)は、道中2番手を確保したレモンポップ(JRA)が3コーナーで早々と先頭に立ってそのまま押し切り、圧倒的1番人気に応えて交流JpnI昇格初年度の覇者となった。勝ちタイムは1分26秒7、騎乗した坂井瑠星騎手はさきたま杯初制覇。

 連覇を狙った3番人気イグナイター(兵庫)が2馬身差で2着、さらに1/2馬身差の3着に2番人気シャマル(JRA)、4着はタガノビューティー(JRA)、5着には地元浦和の11番人気サヨノグローリーが入った。

 勝ったレモンポップは父Lemon Drop Kid、母Unreachable(その父Giant's Causeway)という血統の6歳牡馬で、JRA美浦・田中博康調教師の管理馬。通算成績は16戦11勝(うち地方2戦2勝、海外2戦0勝)、昨年のフェブラリーステークス、マイルチャンピオンシップ南部杯、チャンピオンズカップに続きGI/JpnIは4勝目となった。

レース後のコメント

1着 レモンポップ(坂井瑠星騎手)
「五分のスタートを切ってくれれば力が上だと思っていましたし、良いスタートが切れました。この馬のリズムで走ることだけを考えていて、ペースはそれほど気にせず走っていました。2番手が取れれば一番良いなと思っていましたが、それほどポジションにはこだわっていなくて、行けるならハナでも良いと思っていました。

 日本では底を見せていなくて、日本ではこの馬で負けたことがなかったので、負けないと思っていましたし、小回りの1400mもこなしてくれました。やはりどんな条件でも負けないのが、レモンポップの強いところだと思います。

 さきたま杯がJpnIになって最初の年に、レモンポップと勝つことができて凄く嬉しく思います。また毎年この舞台に来て勝てるように頑張っていきたいと思うので、応援をよろしくお願いします」

(田中博康調教師)
「嬉しいです。坂井瑠星騎手もこの馬の事を理解してくれていますし、馬場傾向も考えて(作戦は)判断してもらいました。今後のことは明確にはまだ決まっていませんが、スプリント路線でGIを勝つというのは昔から思い描いていました。正直小回りコースというのは心配していたところでしたが、これだけの支持を得られて感謝しています」

(取材:大関隼)

2着 イグナイター(笹川翼騎手)
「海外帰りでも馬は頑張ってくれました。ポジションはレモンポップの後ろが良かったけど、それも競馬。中央馬が相手でもやれることを証明できたし、後はタイミングだけだと思う。馬自身も、もう一馬力付いてきた感じでした」

3着 シャマル(川須栄彦騎手)
「浦和の1400メートルということで前に出して行ったが、レモンポップも速かった。かなり出していったが、1つ前に行かれてしまった。いいリズムで運べたが流れも速くて、上位2頭との差は詰まりそうで詰まらなかった。この経験を次に生かしてくれれば」

4着 タガノビューティー(石橋脩騎手)
「馬場は気にならなかったが、コース形態なのかなぁ...。前も速かったし、馬もびっくりしていた感じ。それでも3コーナーからはいつものリズムを取り戻してくれたし、いつも最後まで頑張ってくれる馬です」

5着 サヨノグローリー(澤田龍哉騎手)
「自分のリズムで運べたし、3、4コーナーくらいで詰まっていく感じはあったが...。大きい舞台で地元浦和の意地を見せてくれました」

(2着馬から5着までのコメント:埼玉県浦和競馬組合のリリースによる)

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