【帝王賞レース後コメント】キングズソード藤岡佑介騎手ら

2024年06月26日 21:50

キングズソード(c)netkeiba、撮影:高橋正和

 26日(水)大井競馬場(曇 稍重)で行われた上半期のダート頂上決戦、第47回帝王賞(JpnI・2000m 13頭)は、好位3番手の外で流れに乗った3番人気キングズソード(JRA)が4コーナーの出口で先頭に立つと、最後は1番人気ウィルソンテソーロ(JRA)の追い上げを振り切って、昨年のJBCクラシック以来となる、2度目のJpnI制覇となった。勝ちタイム2分6秒9、勝利騎手は藤岡佑介(JRA)。

 1馬身3/4差の2着にウィルソンテソーロ、1馬身差の3着にディクテオン(JRA)、4着にグランブリッジ(JRA)、5着に大井のサヨノネイチヤが続いた。勝ったキングズソードは父シニスターミニスター、母キングスベリー(母の父キングヘイロー)の5歳牡馬。JRA栗東・寺島良厩舎の管理馬。通算成績17戦8勝(うち地方4戦2勝)。

<レース後の関係者コメント>
1着 キングズソード(藤岡佑介騎手)
「新馬戦以来の騎乗でしたが、厩務員さんとも話をしていて、物凄く首が太くなって、ダートのオープン馬らしくなってきたなという印象でした。

(作戦としては)先行したいというのは、調教師とも一致していました。出来れば3番手、あわよくば2番手でレースが出来ればというイメージでした。

(ペースは)正直、相当遅いなと思って乗っていました。それでも、後ろから捲ってくる気配もありませんでしたし、向正面で上手く息も入っていたので、遅い分、(後ろを)待たないでスパートしようと思っていました。

 4コーナーで後ろを確認したらウィルソンテソーロが見えたのですが、そのまま突き放すような反応でしたし、あとは止まらないで行ってくれという感じでした。

 馬自体も成長していますし、ダートのチャンピオンホースらしい馬ですし、今日も強い競馬だったと思います。まだまだ、活躍してくれると思います」
 
2着 ウィルソンテソーロ(川田将雅騎手)
「具合はすごく良くなっていて、精神的にひとつ大人になっていると思います。スムーズに競馬をしましたが、勝ち馬が強かったです。よく頑張りました」

3着 ディクテオン(横山和生騎手)
「出脚が遅いのは覚悟していました。1、2コーナーでペースが緩んで、良い形の流れだと思いました。気分良く走ってもらうつもりで進めましたが、もうふた呼吸くらい待っても良かったかもしれません。大井のコース形態は合っています。よく、このメンバーで3着に入ってくれました。これからも頑張ってほしいです」

4着 グランブリッジ(坂井瑠星騎手)
「競馬場に着いての雰囲気も良く、内枠で好スタートを切って、ロスなく運びました。強い相手に良く頑張ってくれたと思います」

5着 サヨノネイチヤ(西啓太騎手)
「もう少し流れてくれれば良かったですが、力のあるところは見せられたと思います。2、3列目で行ければと思っていて、ポジションとしては思ったより良いところを取れました。ここを使って、ペースも変わってくると思います」

7着 ノットゥルノ(武豊騎手)
「スタートであまり行けず、ダッシュがつきませんでした。あまり伸びなかったです。走ったり走らなかったり、ムラがあります」

9着 メイショウハリオ(浜中俊騎手)
「サウジカップの出走を取り消して、去年のチャンピオンズカップ以来の競馬で、これだけ間隔が空いていましたし、去年のJBCクラシックから、大井の砂が入れ替わって、時計が掛かっても前が残る、追い上げるのは難しい馬場になったことで、JBCの時も思いましたが、この馬には合っていないと思います。脚抜きの良い馬場で、スパッと切れ味を使いたいタイプの馬です。

(敗因は)馬場と、順調に来られていないことですね」

(取材:山本直)

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