【POG】サウンドパルムが次週福島デビュー 姉はサウンドキアラ(栗東発)

2024年07月06日 11:29

サウンドパルムの姉サウンドキアラ

 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 先週は夏の小倉開催1週目。名物の九州産馬限定の新馬戦(芝1200m)が2鞍行われた。6月29日の新馬戦はエイヨーアメジスト(牝、牧田)が9馬身差で圧勝。馬場状態の違いはあれど、勝ち時計1分9秒8は翌日の新馬戦を勝ったケイテンアイジン(牡、谷)を2秒も上回るもので、非凡な能力を感じさせた。次走はひまわり賞(20日・小倉、芝1200m)を予定。師は「強かったですね。まだ目いっぱいの仕上げではなく、上積みは十分に見込めます。次も楽しみです」と連勝に期待した。

 同日の小倉新馬戦(ダート1000m)はコスモストーム(牡、北出)がV。好位追走から、直線で鋭い脚を繰り出して差し切った。「枠(1番枠)も良かったね。砂をかぶっても問題なく、前を見ながらいい形で運べた。追ってからもしっかりしていた」と師。「人気がなさ過ぎではと思っていた。結構自信はあったんだ」と期待通りの走りに目を細めた。次走は秋のダート戦になるもようだ。

 松永幹厩舎は新馬戦3勝と好調。30日の小倉新馬戦(芝1200m)を勝ったユメシバイ(牝)について、師は「しまいはとてもいい脚でした。距離が延びてさらに良さそうなレースぶりでしたし、これからが楽しみ」と、今後の成長を期待した。レース後は放牧へ。次走は未定。

 同日の福島新馬戦(芝1800m)を勝った僚馬デルアヴァー(牡)は、師にゆかりのある血統馬。デビュー戦を振り返って、「まだ競馬を分かっていない感じで、素質で勝ってくれました。バネがあってとてもいい馬ですね」とご満悦だ。こちらもレース後は放牧へ。次走は未定。

 次週の注目デビュー馬は13日の福島新馬戦(芝1800m)を松山Jで予定しているサウンドパルム(牝、安達、父ロードカナロア、母サウンドバリアー)。重賞を3連勝して、ヴィクトリアマイルでも2着に好走したサウンドキアラの半妹で、母も同厩舎でフィリーズRを制した活躍馬。まだケイコでも真面目に走らない面があるようで、師の現時点での評価は控えめだが、姉のサウンドレベッカ(2勝)、サウンドクレア(5歳2勝クラス)などを見ても、実戦で変わる可能性は十分だ。(馬サブロー栗東支局・塩手)

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