待望の2勝目を目指すヴァンガーズハート(22年3月撮影、ユーザー提供:はうぜんさん)
もう惜敗は御免だ。21年の年度代表馬の
エフフォーリアの半弟となる
ヴァンガーズハート(セ5、美浦・鹿戸雄一厩舎)が、土曜新潟12Rの3歳上1勝クラス(芝1600m)で待望の2勝目を狙う。
ヴァンガーズハートは父
ハービンジャー、母ケイティーズハート、母の父ハーツクライの血統。半兄の
エフフォーリアは21年に皐月賞、天皇賞(秋)、有馬記念を制覇。半妹の
ペリファーニアは昨年の桜花賞で3着だった。遡れば曾祖母のケイティーズを祖とする名牝系の出身で、近親には
ヒシアマゾンやアドマイヤムーン、
スリープレスナイトなどのGI馬が並ぶ。
ここまで12戦1勝。3歳夏の未勝利で初勝利。しかし、その後は1勝クラスで9連敗中。最大の課題は気性面で、昨夏に去勢後も劇的な改善は見られず。それでも近3走は3着、2着、2着だから、勝利まであと一歩まで来ていることも間違いない。ここで待ちに待った2勝目を手にして、飛躍の秋を迎えることができるか。