16年の菊花賞を制したサトノダイヤモンド(16年10月撮影、ユーザー提供:アイガモさん)
今週はアルゼンチン共和国杯だが、実は「ア
ルゼンチン」は近年の日本競馬で重要なキーワードとなっている。というのも、母がア
ルゼンチン産の大物が続出しているからだ。ここでは中でも顕著な活躍を見せた馬を紹介したい。
代表格は
サトノダイヤモンドだ。16年の菊花賞と有馬記念の覇者。現在は種牡馬となっており、
サトノグランツや
シンリョクカを輩出している。母の
マルペンサは10年の銀杯大賞、ヒルベルトレレナ大賞、ク
リアドレス大賞の勝ち馬。
サトノダイヤモンドの他にも
サトノジェネシスや
リナーテを送り、孫世代からは一昨年のホープフルS覇者の
ドゥラエレーデが出ているので、一大牝系を築くポテンシャルを秘めている。
続いては19年の阪神JFを制した
レシステンシアだ。母マラコスタムブラダは14年のヒルベルトレレナ大賞の覇者で、これは
マルペンサとの共通項。他にも
グラティアスや
ミッキーブラックを出しているので、かなり優秀な繁殖といえる。さらに
レシステンシアの前年に阪神JFを制した
ダノンファンタジー。母ライフフォーセールは11年の
ブエノスアイレス大賞、
ラプラタオークスを制している。また、
サトノフラッグと
サトノレイナスの兄妹の母バラダセールは11年の亜1000ギニー、亜オークスの覇者。
サトノフラッグは現在、母の故郷のア
ルゼンチンで種牡馬となっている。
最後に
ペルーサを取り上げたい。ア
ルゼンチン産の外国産馬だった母アルゼンチンスターは1戦1勝で引退。競走馬としては不完全燃焼だったが、4番仔の
ペルーサが10年の青葉賞を制し、同年の天皇賞(秋)で2着に健闘した。その後、不振に陥る時期もあったが、15年の札幌日経オープンを逃げ切り。JRA史上最長勝利間隔記録となる5年3か月8日ぶりの勝ち星を挙げて話題となった。
これらの馬の活躍を受けて、ア
ルゼンチン血統は次々に輸入されている。取り上げた馬の共通項を挙げるなら、2〜3歳時から好成績を残していることだが、この仕上がりの早さも日本の競馬に合っているのかも。いずれにしても、今後もア
ルゼンチン血統には要注目したい。