船橋競馬場(晴、良)で22日、第51回ブルーバードカップ(JpnIII、ダート1800m)が行われ、3コーナー入口で先頭に立った2番人気の
メルキオル(JRA)が押し切って優勝した。タイムは1分53秒3、川田将雅騎手の騎乗だった。2着には3番手追走から前を追った1番人気の
クァンタムウェーブ(JRA)、地方馬最先着となる3着には5番人気の
ウィルオレオール(北海道)が入った。3番人気の
ミストレス(JRA)は4着だった。
メルキオルは父
ナダル、母サングレアル(母父ゼンノロブロイ)の牡3歳、鹿毛。管理するJRA栗東の松永幹夫調教師は、昨年の
アンモシエラに続いて、このレースを連覇。通算6戦3勝で、これが重賞初制覇。2着の
クァンタムウェーブも
ナダル産駒、松永幹夫厩舎の所属馬で、同じ種牡馬、同じ厩舎でのワンツーフィニッシュとなった。
レース後のコメント
1着
メルキオル(川田将雅騎手)
「とても良い走りができました。(早めに先頭に立ったのは)前が下がってきたので押し出される形になりました。スムーズに走っていましたので、負けることはないなと思っていました。いろんな課題がある馬ですので、今日は初めてのナイター、地方競馬でちゃんと走れたというところを、まずは誉めてあげたいなと思います。少し性格の難しいところがありますので、今日もちゃんと競馬に向き合ってくれて良かったなというところです。今日は事故が多い日でもありましたので、このメインレースをみんなで無事に終えることができて良かったなという思いですので、また、改めてみんなで頑張る競馬を見てもらえたらなと思います。ありがとうございました」
(松永幹夫調教師)
「うまくスタートを切れましたし、
ミストレスが行くだろうと予想していたので、うまく2番手でレースができました。前走は芝のレースでしたが、急仕上げで、それでもいい
スピードを見せていました。これで使いたいレースが使えると思うので、ダートのレースをオーナーサイドと相談しながら考えたいです」
2着
クァンタムウェーブ(西村淳也騎手)
「勝ち馬をマークしていきましたが、3コーナーで置かれてしまいました。その分かもしれません」
3着
ウィルオレオール(石川倭騎手)
「いい内容で、いい結果だったと思います。デビューからこれだけ体重が増えて、成長してきてすごいと思いますし、成長させた厩舎もすごいと思います」
4着
ミストレス(矢作芳人調教師)
「ダートは問題ありませんでしたが、早めに来られてしまいましたからね。上位2頭は強いです。それでも3着はキープしたかったです」
5着
ジュゲムーン(阿部龍騎手)
「馬は良くなっていました。最後は少し(距離が)長いのかなという印象がありました。馬はしっかり走っていると思います」
(取材:小塚歩、米田元気、山本直)