トロフィーを受け取る西山茂行オーナー(c)netkeiba
2024年度のJRA賞授賞式が27日、都内で開催された。最優秀障害馬に選出されたニシノデイジー陣営は西山茂行オーナー、高木登調教師、五十嵐雄祐騎手らが登壇。受賞の喜びを語った。
同馬は父ハービンジャー、母ニシノヒナギク、母の父アグネスタキオンの血統。22年に中山大障害を制して以降、勝ち星にこそ恵まれていなかったが、24年春は中山グランドジャンプで3着に入り、健在ぶりをアピールしていた。秋は東京ハイジャンプをステップに中山大障害へ参戦。4番人気の支持を受け、後続に5馬身差を付ける完勝劇で、ひさびさのビッグタイトルを手にした。後日、電撃引退が報じられ、北海道日高町の西山牧場で種牡馬入りすることが発表された。
トロフィーを受け取った西山茂行オーナーは「いい馬に巡り合えた」と一言。続けて、「ニシノフラワーや、セイウンスカイなど私の馴染みの血統が入っているので嬉しい勝利だった」と自身ゆかりの血統背景にも思いを寄せた。種牡馬としての期待を聞かれると「短いところも長距離も走れると思うし、どんな仔が出てくるか楽しみにしています」と述べた。