相当なポテンシャルを感じさせるショウヘイ(24年12月撮影、ユーザー提供:ワラビさん)
名牝ミッキークイーンの甥となるショウヘイ(牡2、栗東・友道康夫厩舎)が、きさらぎ賞(3歳・GIII・芝1800m)で重賞初制覇を狙う。
ショウヘイは父サートゥルナーリア、母オーロトラジェ、母の父オルフェーヴルの血統。母は未勝利だが、伯母のミッキークイーンは15年のオークスと秋華賞の勝ち馬。いとこには活躍馬が並び、ブレイディヴェーグは23年のエリザベス女王杯、エピファニーは24年の小倉大賞典、ミッキーゴージャスは同じく愛知杯を制している。22年のセレクトセール当歳で4000万円(税抜)で取引された。
ここまで2戦1勝。昨年11月の京都の新馬(芝1800m)でデビュー。ここはマディソンガールから1馬身差の2着に終わったが、勝ち馬は今年の牝馬クラシックの主役候補なので致し方なし。続く12月の京都の未勝利(芝1800m)は馬なりで2馬身半差の大楽勝だった。今回は一気の重賞チャレンジとなるが、舞台は前2戦と同じ京都芝1800m。ポテンシャルからみても、上位人気に推されることは間違いない。
現3歳がファーストクロップとなるサートゥルナーリアの産駒は、これまでJRA重賞に延べ9頭が出走。昨年の新潟2歳Sのコートアリシアンの2着が最高着順で、惜しくも勝利に手が届いていない。それだけにショウヘイにかかる期待は大。ここで自身はもちろん、父の産駒としても重賞初制覇を果たし、クラシックに飛躍してほしい。