坂井瑠星騎手騎乗のフォーエバーヤング(左)がロマンチックウォリアーをゴール前で差し切り、サウジカップを制す
現地時間23日に行われたサウジカップは、坂井瑠星騎手騎乗の
フォーエバーヤング(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎、父
リアルスティール)が香港最強馬
ロマンチックウォリアーとのマッチレースを制し、世界最高の優勝賞金1000万ドル(約15億7024万円)を手にした。
この結果に香港
メディア「サウスチャイナ
モーニングポスト」は「
ロマンティック・ウォリアー、サウジカップの壮絶なフィニッシュで惜敗」との見出しで速報。同紙では「みんなベストを尽くした。初めてのダートで
フォーエバーヤングに負けただけ。彼はダートのトップホースですし、頭差で負けただけだ」など同馬を管理するC・シャム調教師のコメントを紹介している。今後はドバイ・ターフ(4月5日、メイダン競馬場・芝1800メートル)に向かうことも明言している。
英国の競馬専門
メディア「レーシングポスト」も世界最高賞金のレースを速報。レースを振り返りつつ「日本競馬の底力を見せつけられたスリリングなレースであったが、初めてのダートでこれだけの結果を残した
ロマンチックウォリアーとその関係者には同情せざるを得ない」など記している。
また、サウジカップの公式X(旧ツイッター)は日本語で「キング・アブドゥルアズィーズ競馬場での日本人の乗っ取り」とポスト。さらに英語で「なんて競馬だ。日本がキングアブドゥルアジーズ競馬場を乗っ取り、
フォーエバーヤングが香港の
ロマンチックウォリアーを信じられない結末で倒した。この夜、日本勢は4勝を挙げた」とつづっている。