重賞2勝目を狙うレッドモンレーヴ(24年12月撮影、ユーザー提供:あまに煮さん)
名牝
エアグルーヴ一族の孫となる
レッドモンレーヴ(牡6、美浦・蛯名正義厩舎)が、オーシャンステークス(4歳上・GIII・芝1200m)で重賞2勝目を狙う。
レッドモンレーヴは父
ロードカナロア、母ラストグルーヴ、母の父ディープインパクトの血統。母は1戦1勝で無念の引退となったが、無事ならGIを意識できる逸材だった。そして祖母の
エアグルーヴは96年のオークスと97年の天皇賞(秋)、曾祖母の
ダイナカールは83年のオークスの覇者。一族には
ルーラーシップや
アドマイヤグルーヴ、
ドゥラメンテやオレハマッテルゼなど、GI勝ち馬がズラリと並ぶ。
ここまで18戦5勝。23年の京王杯ス
プリングCで重賞初制覇。その後は勝利がなく、浮き沈みの激しい競走成績でもあるが、23年の富士Sで2着、昨年の京王杯ス
プリングCでも2着に食い込んでいる。要は気持ち一つ。噛み合えばGI級のメンバー相手でも上位争いできていい。
エアグルーヴの一族は自身も含めてJRAの重賞を31勝しているが、全て1400m以上。1200m戦は、12年の京阪杯の
アドマイヤセプターの2着が最高着順となっている。ここで一族初のス
プリント重賞ウイナー誕生となるか。その走りに要注目となる。