JRAの田中勝師(前列左から3人目)をはじめ多くの関係者と記念撮影に収まる岡林師(後列右から3人目)=撮影・村上英明
31日付で勇退する岡林光浩調教師(69)=船橋=の引退セレモニーが14日の船橋競馬場で行われた。同競馬では調教師の定年は75歳で延長も可能だが、体調面なども考慮しての決断となった。
1988年に厩舎を開業し、マキバスナイパー(01年帝王賞・Jpn1など交流重賞3勝を含む重賞11勝)、
ヒミツヘイキ(02年ユニコーンS・G3など重賞3勝)など数多くの活躍馬を育てた。11年にNAR
グランプリ最優秀賞金収得調教師賞を受賞した名伯楽は「37年間はアッという間でした。多くの優秀な馬、優秀な人材に恵まれた調教師生活でした。全般で楽しく過ごすことができました。ファンの皆さま、いろいろな方の応援があってこそ。ありがとうございました」とあいさつし、労をねぎらう拍手に笑顔で応えた。
地方競馬での通算成績は8117戦1284勝(他にJRA・77戦4勝。うち重賞は地方30勝、JRA1勝)。ラストとなった今開催も5勝をマーク。最終日は4鞍の出走で最終レースの2着が最高だったが、十分に存在感をアピールしたままの別れとなった。