伏竜ステークスを制したルクソールカフェ(カメラ・荒牧 徹)
圧倒的な強さで4連勝を達成したG1馬の全弟にネットも驚きを隠せない。中山10R・伏竜S(3歳オープン、ダート1800メートル)を5馬身差で圧勝したのは、単勝オッズ1・3倍の1番人気に推された
ルクソールカフェ(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎、父
アメリカンファラオ)。全兄に21、22年のフェブラリーSを連覇した
カフェファラオがいる良血馬が昨年11月の未勝利戦から4連勝を飾った。
ルクソールカフェは11番ゲートから五分のスタートを切り、スムーズに中団を追走。3角すぎに外から早めに上がっていくと、直線入り口ではあっさり先行集団をかわして先頭へ。後続を一方的に突き放し、ゴール前もモレイラ騎手が流す余裕を見せて5馬身差でラ
イバルを圧倒した。前走のヒヤシンスSは半馬身差の勝利だったが、同じオープンでも今度は格の違いを見せつける勝ちっぷりだった。
この伏竜Sは、ケンタッキーダービー・米G1(5月3日、
チャーチルダウンズ競馬場・ダート2000メートル)の出走馬を選定する「JAPAN ROAD TO KENTUCKY DERBY」に位置づけられているレース。選定レースのヒヤシンスSで30ポイント、伏竜Sで40ポイントの合計70ポイントを獲得した
ルクソールカフェは、ケンタッキーダービーに挑戦するためのポイントを加算できている状況だ。
4連勝で今後が楽しみになってきた
ルクソールカフェはレース直後にX(旧ツイッター)のトレンドで1位に浮上する沸騰ぶり。SNSでは「勝ち方めちゃかっこよかった」「日本代表としてケンタッキーダービーに出走可能になっています!」「突き抜け方が半端なかったです」「アメリカ行ってどうなん?という気はする」「めっちゃ強いな」「来たな今年のケンタッキーダービー挑戦馬」「最近強いダート馬バンバン出てくんな」「ダートの新星誕生かな?」「流石
カフェファラオの全弟」「圧倒的」「ケンタッキーダービーにも行けるみたいやから頑張って欲しい」などのコメントが寄せられている。