25日、大井競馬場で行われた第31回帝王賞(4歳上、交流GI・ダート2000m、1着賞金7000万円)は、戸崎圭太騎手騎乗の1番人気
フリオーソ(牡4、船橋・川島正行厩舎)が好スタートから先手を取ると、道中はマイペースの逃げを展開。直線に向いても脚色は衰えず、後方から追い上げた3番人気
ボンネビルレコードに1.1/2馬身差をつけて逃げ切った。勝ちタイムは2分04秒7(稍重)。さらに1/2馬身差の3着には4番人気
コウエイノホシが入った。
勝った
フリオーソは父ブライアンズタイム、母ファーザ(その父Mr.Prospector)という血統。06年7月のデビューから2連勝し、同年の全日本2歳優駿(交流GI)で重賞初制覇。昨年は7月のジャパンダートダービーで2度目の交流GI制覇を果たすと、秋はJBCクラシック(交流GI)、東京大賞典(交流GI)でいずれも
ヴァーミリアンの2着に好走し、NAR
グランプリ年度代表馬に輝いた。今年は川崎記念(交流GI)で始動して2着に入り、前走のダイオライト記念(交流GII)では初コンビの戸崎圭太騎手を背に5馬身差の圧勝。その後、かしわ記念(交流GI)を蹄の不安のため回避し、ここを目標に調整されていた。通算成績15戦6勝(うちJRA3戦0勝、重賞4勝)。
鞍上の戸崎圭太騎手は交流GI初制覇。管理する川島正行調教師は03年
ネームヴァリュー、06年アジュディミツオーに続く3度目の帝王賞制覇となった。また、地方所属馬は交流GIになった97年以降このレース7勝目となった。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。