【ドバイSC】凱旋門賞馬の全弟シンエンペラー 悲願のG1初制覇なるか

2025年04月04日 17:30

GI初制覇を狙うシンエンペラー(24年10月撮影、ユーザー提供:やまさん)

 名馬ソットサス(Sottsass)の全弟となるシンエンペラー(牡4、栗東・矢作芳人厩舎)が、ドバイシーマクラシック(南半球産3歳上、北半球産4歳上・G1・芝2410m)でGI初制覇を狙う。

 シンエンペラーは父Siyouni、母Starlet's Sister、母の父Galileoという血統。全兄のソットサスは19年の仏ダービー、20年のガネー賞と凱旋門賞の勝ち馬。半姉のシスターチャーリー(Sistercharlie)はG1を7勝している。この血統が評価されて、22年のアルカナ・ドーヴィル1歳セールでは210万ユーロ(約3億円)の高値となった。

 ここまで10戦3勝。23年の京都2歳Sで重賞初制覇。その後は王道を歩み、ホープフルSと弥生賞が2着、皐月賞が5着、日本ダービーが3着と勝ち切れなかったが、世代トップレベルの力を示してきた。そして秋は欧州遠征へ。愛G1・愛チャンピオンSではエコノミクス(Economics)、オーギュストロダン(Auguste Rodin)に続く僅差の3着に健闘。仏G1・凱旋門賞では12着に大敗したが、帰国初戦のジャパンCがドウデュースにクビ差まで迫る2着同着。そして前走のネオムターフCで2つ目のタイトルを手にしている。

 今回はかなりの強敵揃いだ。昨年の覇者のレベルスロマンス(Rebel's Romance)を筆頭に、同世代の日本ダービー馬のダノンデサイル、同じく二冠牝馬チェルヴィニアなど、多くのGI馬との顔合わせとなる。ただ、実績や充実ぶりではシンエンペラーも決して引けを取らない。ここで兄姉に続くGI制覇を果たし、2400m戦線の主役の座に駆け上がってみせる。

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