圧勝で1冠目の菊水賞を制したオケマル(撮影・中山伸治)
「菊水賞」(2日、園田)
単勝1・0倍で断トツの1番人気に支持された
オケマルがスタートからハナに立って逃げ切り、兵庫3冠の1冠目を制覇した。8馬身差の2着に2番人気の
ベラジオドリーム、さらに5馬身差の3着には3番人気の
ジーニアスレノンが入った。
オケマルが無傷の6連勝で兵庫3冠達成へ前進した。「勝って当たり前の雰囲気になってプレッシャーも感じるが、馬は本当に良くなってきている」と盛本信師。「発走までは気をもんだが、逃げた瞬間に大丈夫」と勝利を確信していた。
オケマルに真っ向勝負を挑む相手は1頭もおらず、勝ち馬の強さだけが際立った。「最近はゲートでも落ち着きが出てきたので安心していた。少しオーバーペースだったが、力があるので信じていた」と下原理。最終4角を回ると後続との差が一気に広がった。
地元の同世代相手には無敵。それでも、3冠目の園田オータムトロフィー(10月9日)までは園田でのレースに専念する。「次は2冠目の兵庫優駿(6月26日)に直行。他場の挑戦したいレースは兵庫3冠と日程が重なるので難しい」と盛本信師。このまま無敗での3冠達成に全力を注ぐ。