5日、函館競馬場で行われた1R・2歳未勝利(芝1200m)は、三浦皇成騎手騎乗の3番人気{horse=2006101687:サクラインプルーブ}(牝2、美浦・伊藤圭三厩舎)が、道中軽快に先頭を飛ばすと、直線に向いてもリードを保ち、2番人気ディアジーナに1.3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分11秒1(良)。さらに1.3/4馬身差の3着には4番人気ドリームブランチが入り、1番人気のディアティアレは競走を中止している。
勝ったサクラインプルーブは父サクラプレジデント、母サクラスカーレット(その父サクラバクシンオー)という血統。6月21日のデビュー戦(函館・芝1000m)は1番人気に推されるもベルシャルルの5着だった。通算成績2戦1勝。
なお、この勝利が新種牡馬サクラプレジデント産駒のJRA初勝利。地方では5月6日の札幌6Rでサクラシャイニーが産駒初勝利を挙げている。
{horse=2000102261:サクラプレジデント}は、父サンデーサイレンス、母セダンフォーエバー(その父マルゼンスキー)という血統。新馬戦以外はすべて重賞競走に出走し、02年札幌2歳S(GIII)、03年札幌記念(GII)、04年中山記念(GII)と3年連続で重賞を制覇。また、GIでも02年朝日杯フューチュリティS・2着、03年皐月賞・2着と好走を見せた。なお、中山記念では1分44秒9(良)の驚異的なコースレコードを記録。通算12戦4勝(重賞3勝)の成績を残した。現在は北海道新ひだか町のレックススタッドで繋養されており、初年度は106頭に種付けして69頭が血統登録されている。