ロードガレリアと重賞初制覇に挑む高杉(撮影・西田忠信)
「青葉賞・G2」(26日、東京)
師弟の夢実現へ-。デビュー2年目を迎えた高杉吏麒騎手(19)=栗東・藤岡=が所属厩舎の管理馬
ロードガレリアと2度目のタッグを組む。ダービー(6月1日・東京)挑戦を掲げ、重賞初制覇を狙う。
前走のアザレア賞は2着。6番人気に反発する好走を、高杉はこう振り返る。「上手に走ってくれましたし、自分が思っていた以上に頑張ってくれました。あれだけぶつかっていて、最後まで伸びているので」。直線で接触する場面がありながらも、勝ち馬に食らいついた内容を評価する。
追い切りも好感触だ。「しっかり動けていて、反応も確認できたので良かった」と手応えをつかみ、「馬が少しずつしっかりとしている」と成長を感じ取る。
2着までに優先出走権が与えられるダービー
トライアル。コースこそ違うが、2400メートルで好走した前走がここにつながる。鞍上は「ぶつけられても走っていたし、精神力が強い。そして、スタミナがある。操縦性が高く、真面目に走れば能力はある」と意気込む。
藤岡師が「いい意味でピリッとして気持ちが入ってきた。権利は獲りたい。いや、勝って(ダービーに)行きたいな」と弟子の背中を押せば、高杉も「しっかりと結果を残したいと思いますし、普段からお世話になっている自厩舎の方々と先生とともに、重賞に挑むので気合を入れて頑張りたい」と腕をぶす。ひと足先に同期・吉村が重賞Vを飾り、燃えないはずがない。9度目の挑戦でタイトルをつかむ。