◆第47回チェアマンズスプリントプライズ(4月27日、香港・シャティン競馬場・芝1200メートル)
     日本勢は
ジョアン・モレイラ騎手騎乗の
サトノレーヴ(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎、父
ロードカナロア)、
ダミアン・レーン騎手騎乗の
ダノンマッキンリー(牡4歳、栗東・藤原英昭厩舎、父
モーリス)、川田将雅騎手騎乗の
ルガル(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父
ドゥラメンテ)、クレイグ・ウィ
リアムズ騎手騎乗の
エイシンフェンサー(牝5歳、栗東・吉村圭司厩舎、父
ファインニードル)の4頭が出走したが、勝利をつかむことはできなかった。勝ったのは香港の短距離王、カーインライジング(セン5歳、
ヘイズ厩舎、父
シャムエクスプレス)。最後は流す余裕を見せるなど圧倒的な実力を見せつけて12連勝とした。
     日本勢の最先着は
サトノレーヴの2着。当レースに日本調教馬は過去6頭が参戦し、18年
ファインニードルの4着が最高着順だったが塗り替えた。過去8年は3着以内を香港勢が独占するなど、地元勢が短距離王国として力を誇示してきたが、牙城の一角に食い込む意地をみせた。ほかの日本勢の着順は、
ルガル5着、
エイシンフェンサー12着、
ダノンマッキンリー13着だった。
     クレイグ・ウィ
リアムズ騎手(
エイシンフェンサー=12着)「枠順をうまく利用して、人気馬で勝ち馬の内側のポジションを取ることができました。ペースが流れて、直線で
ゴーサインを出したときも、とても頑張って応えてくれました」
     吉村調教師(
エイシンフェンサー=12着)「装鞍所、返し馬とすごく落ち着いていたし、いい雰囲気で競馬に迎えました。勝負所で追い出してからトモの方から力が伝わってこなかったとジョッキーは言っていました。馬場もそこまで悪くなかったので、その辺りは確認しないといけません。初めての海外遠征ですが、現地についてからもこなしてくれました。彼女の強い精神力に感心し、いい経験になりました」