レコードタイムでエプソムCを制したセイウンハーデス
「
エプソムC・G3」(10日、東京)
鮮やかな復活劇だ。中団を進んだ6番人気の
セイウンハーデスが、稍重馬場で行われたなか、1分43秒9のコースレコードで圧勝。幸の躍動感あふれるアクションに導かれ、23年7月の七夕賞以来となる2つ目の重賞タイトルを手にした。1番人気の
ドゥラドーレスは後方から追い込むも2着まで。3着には10番人気の
トーセンリョウが入った。
殊勲の幸は「強かったですね。早く抜け出し過ぎてジョッキーの方が心配になっていました。力のある馬なんですが、順調にいかないところがあったり、休みが1年くらいあったりしたんですが、きょうは強いところを見せてくれました」と、奮闘した相棒の走りを手放しでたたえた。
七夕賞以来、約1年10カ月ぶりの勝利。「厩舎の方がしっかりと仕上げてくれたので、状態は良かったです。今回が試金石だと思っていました。1年以上休みましたが、こうして成績が出てくれましたし、思っていた以上に強かったですね」とパートナーの底力を高く評価していた。