テレ玉杯2025に出走予定のボーモンド(23年11月撮影、ユーザー提供:kohさん)
名牝エアグルーヴの曾孫となるボーモンド(牡4、美浦・国枝栄厩舎)が、日曜東京9Rのテレ玉杯(4歳上・2勝クラス・芝1600m)で連勝を狙う。
ボーモンドは父モーリス、母ボージェスト、母の父キングカメハメハの血統。母はJRAで2勝。祖母のアドマイヤグルーヴは03年と04年のエリザベス女王杯、曾祖母のエアグルーヴは96年のオークスと97年の天皇賞(秋)、4代母のダイナカールは83年のオークスの覇者。一族にはルーラーシップやドゥラメンテ、オレハマッテルゼ、ジュンライトボルトなど、GI勝ち馬がズラリと並ぶ。
ここまで6戦2勝。2戦目の未勝利で勝ち上がり。その後は9着→2着→7着と安定感を欠いたが、年明け初戦となった前走の1勝クラスで待望の2勝目を手にした。血統的にまだまだ伸び代はあるはず。昇級戦の今回は約4カ月ぶりでもあり、成長を問われる一戦となりそうだ。
そして今回の最大の注目点は、同じくアドマイヤグルーヴの孫であるコンテネレッツァとの直接対決が実現したことだ。こちらがC.ルメール騎手なら、相手は戸崎圭太騎手。ともに名手を迎えた同級生のいとこ2頭の戦いを楽しみにしたい。