オークス2025に出走予定のブラウンラチェット(撮影:下野雄規)
今年でオークス(3歳牝・GI・芝2400m)は86回目を迎える。各部門の最多勝、及びレースレコードを見てみよう。
まずは騎手だが、嶋田功元騎手が5勝で単独トップだ。とりわけ72年の
タケフブキ、73年の
ナスノチグサ、74年の
トウコウエルザの3連覇はオールドファンの間で語り草。連覇した騎手は数多くいるが、3連覇は長い歴史で1人だけとなっている。そして調教師。こちらは尾形藤吉元調教師と稲葉幸夫元調教師が5勝で並んでいる。いずれも昭和の時代に活躍した名伯楽だ。
次に馬主だが、サンデーレーシングが4勝で単独トップだ。27頭で【4-4-3-16】の勝率15%、複勝率41%。23年の
リバティアイランド、24年の
チェルヴィニアと目下2連覇中となっている。
最後にレースレコードだが、こちらは19年の
ラヴズオンリーユーの2分22秒8となっている。当レースでGI初制覇。後にBCフィリー&メアターフを制するなど、ワールドクラスの名牝へと羽ばたいた。
さて、今年のメンバーを見ると、(有)サンデーレーシングの
ブラウンラチェットと
リンクスティップが登録している。どちらかが勝ってオーナーの3連覇となるのか。こういった視点でも楽しみな一戦となる。