未だ達成馬はゼロ 日本ダービー父仔3代制覇を目指した馬たち

2025年05月19日 08:00

皐月賞馬ジャスティンミラノも届かず(撮影:下野雄規)

 今年の日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)には多くの馬に史上初の父仔3代制覇がかかる。そこでグレード制が導入された84年以降、この記録に挑戦した15頭を紹介したい。

 最初のチャレンジャーは03年のマイネルソロモンだったが、無念の最下位18着に沈んだ。それから18年後には、後にGI・3勝を挙げるタイトルホルダーが皐月賞2着から参戦。しかし、勝ったシャフリヤールから0秒6差の6着に終わった。さらに23年にはホープフルS覇者のドゥラエレーデが挑んだが、スタート直後に落馬して競走中止となっている。

 最も3代制覇の機運が高まったのは、昨年のジャスティンミラノだった。無敗の3連勝で皐月賞を制し、単勝オッズ2.2倍の圧倒的1番人気に支持されたが、伏兵ダノンデサイルに屈して2着。また、キタサンブラックの半弟として話題を集めたシュガークンも7着に敗れ、またも偉業達成とはならなかった。

 今年はドゥラメンテ産駒のマスカレードボールやキズナ産駒のサトノシャイニングに3代制覇がかかる。日本ダービー史に新たな1ページが刻まれることを楽しみにしたい。

■グレード制導入以降に父仔3代制覇を目指した馬
・祖父シンボリルドルフ→父トウカイテイオー
03年…マイネルソロモン18着

・祖父ディープインパクト→父キズナ
20年…ディープボンド5着
21年…バスラットレオン15着
22年…アスクワイルドモア12着
24年…ジャスティンミラノ2着、シックスペンス9着、ジューンテイク10着、サンライズジパング12着、ショウナンラプンタ15着

・祖父キングカメハメハ→父ドゥラメンテ
21年…タイトルホルダー6着
23年…シーズンリッチ7着、ドゥラエレーデ競走中止
24年…シュガークン7着、ミスタージーティー16着

・祖父キングカメハメハ→父レイデオロ
24年…サンライズアース4着

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