【オークス】桜花賞組+キンカメ、唯一満たす波乱の使者はビップデイジー

2025年05月21日 07:00

桜花賞からの臨戦とキングカメハメハの血で期待が高まるビップデイジー

◆第86回オークス・G1(5月25日、東京・芝2400メートル)=5月20日、栗東トレセン

 第86回オークス・G1(25日、東京)「考察」データ編はビップデイジーを取り上げる。

 前哨戦の注目馬は、フラワーCを快勝したレーゼドラマを勝ちっぷりから評価した。しかし、データから圧倒的に優位なのは桜花賞組となっている。過去10年のうち、桜花賞から臨戦した馬は【75763】と断然の成績をマーク。出走頭数が最多とはいえ、次いで参戦した頭数の多いフローラS組の【13136】という成績と比べても、データ編は桜花賞組から探したい。

 今年の登録馬で回避したルージュソリテールを除いた19頭のうち、桜花賞からオークスに向かうのは6頭いる。うち4頭が重賞勝ち馬と実績的に上位であることからも、多くの印を回すことになりそうだ。プロローグで「距離」について考察したこともあり、さらに血統的なデータで焦点を絞っていこう。

 過去10年の種牡馬別では、ディープインパクトが最多3勝を挙げているが、現5歳世代がラストクロップのため産駒はいない。そこで注目したいのはキングカメハメハ系の血を持つ馬だ。昨年の覇者チェルヴィニアは母の父にキングカメハメハを持ち、23年のリバティアイランド、22年のスターズオンアースは、キングカメハメハの直子のドゥラメンテ産駒で2年連続Vを飾っている。

 キングカメハメハ系の血を持つ馬は、過去5年連続で実に8頭も馬券圏内に入っているのは無視できない。出走予定の19頭のうち、キングカメハメハ系の血を持つのは3頭いるが、桜花賞から出走するのはビップデイジーのみ。前走は力んだ走りで11着に沈んだが、波乱の使者となる資格はある。(坂本 達洋)

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