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【オークス】カムニャック シュタルケとともにかなえた悲願のG1初V JRA初騎乗から28年 さえ渡った熟練の技

2025年05月26日 06:00

 豪快に差し切ったカムニャック(中央)=撮影・園田高夫

 「オークス・G1」(25日、東京)

 牝馬クラシック第2戦を制したのは4番人気のカムニャックだった。短期免許で来日中のA・シュタルケ騎手(51)=ドイツ=はJRA・G1初勝利で、オークス最年長優勝記録(51歳4カ月22日)を更新。友道康夫調教師(61)=栗東=は牝馬クラシック初制覇を果たし、現役調教師のクラシック競走勝利数単独1位(7勝)となった。2着に2番人気のアルマヴェローチェ、3着に10番人気のタガノアビーが入り、1番人気のエンブロイダリーは9着に敗れた。

 青い瞳の助っ人が、ついに夢をかなえた。巧腕を駆使して51歳のシュタルケがカムニャックを勝利へと導いた。人馬ともに待望のJRA・G1初制覇。「人間性が素晴らしい。ドイツ人でも日本人の気持ちを持っている」と友道師から尊敬の念を抱かれる鞍上は、「日本でG1を勝つのが一つの夢でした」と額の汗を拭った。

 道中は中団やや後方の外めを追走。フローラSでは序盤にやや力んだが、課題を修正した今回はまさに人馬一体。シビれるような手応えで直線へ向くと、仕掛けのタイミングはドンピシャ。内から迫るアルマヴェローチェとの追い比べを頭差制してゴールへ飛び込んだ。「ペースも流れていませんでしたが道中は我慢させました。最後の直線でゴーサインを出した時の反応が抜群でしたし、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました」。馬の能力はもちろん、熟練の技がさえ渡った。

 デビューから手綱を取ってきた川田が香港で騎乗するため、フローラSで白羽の矢が立った。「チャンスを生かせた。すぐにオークスのオファーも頂き、調教にも乗ってチームでつくり上げてきた」。表彰式では喜びを爆発させ、応援に駆けつけたガールフレンドと抱き合う場面も。オークスは母国ドイツで5回、イタリアで2回制しているが、この勝利は格別だ。

 友道師にとっても牝馬クラシックは初制覇。「距離は持つと思っていたし、何とかオークスを獲らせたいと思っていた」。新馬戦圧勝後、疲れが抜け切らず低迷したが、立て直しを図り、G2、G1と連勝するあたりはさすがトップステーブル。「春は“間に合った”という感じでのオークスだった。まだまだ夏を越して良くなると思う。今後は秋華賞(10月19日・京都)を第一に目指すと思う」と力強く語った。

 97年のJRA初騎乗から28年で夢をかなえたシュタルケも、新女王の能力にお墨付き。「長所はスタミナがあるところ。どんな馬場でもこなせるし、距離は二千から二四まで問題ない。将来が楽しみ」。馬名の由来はサンブル語で“祝福された者”。苦難を乗り越えた人馬に、スタンドから温かい拍手が送られた。

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