6月1日(日)は東京・京都の2場開催となっている。
■日本ダービーで皐月賞馬ミュージアムマイルが二冠を狙う
東京11Rは芝2400mの日本ダービー(GI)。ミュージアムマイルは前走の皐月賞を見事に制し、クラシック一冠目を手にした。朝日杯FS2着の実績もあり、マイルから中距離までこなす能力は世代屈指。初の2400mとなるが、勢いそのままに二冠達成を目指す。対するは、皐月賞2着の雪辱を期すホープフルS勝ち馬クロワデュノール、皐月賞3着馬で共同通信杯勝ちのマスカレードボール、毎日杯を無傷の3連勝で制したファンダムなどが世代の頂点を競う。
■目黒記念でアドマイヤテラが重賞初制覇を狙う
東京12Rは芝2500mの目黒記念(GII)。アドマイヤテラは前走の大阪―ハンブルクCを快勝。前々走の菊花賞では強敵相手に3着と好走しており、長距離戦での能力の高さを示している。東京コースは初となるが、勢いに乗って重賞初制覇を狙う。対するは、前走湾岸Sを連勝で勝ち上がり勢いに乗るスティンガーグラス、休み明けの前走メトロポリタンSで2着と好走したマイネルカンパーナなど。
■白百合Sでキングメーカーが連勝を狙う
京都11Rは芝1800mの白百合S(L)。キングメーカーは前走のあやめ賞を上がり3F32.8秒の末脚で快勝。京都芝1800mはデビュー戦を含め2戦2勝と得意の舞台。連勝で賞金を加算し、秋の大舞台へ駒を進めたい。対するは、同じく京都芝1800mの未勝利戦を勝ち上がってきたライトトラック、前走あずさ賞勝ちのマイユニバースなど。
■安土城Sでクランフォードが巻き返しを期す
京都10Rは芝1400mの安土城S(L)。クランフォードは3走前に同距離の豊明Sを勝っている。近2走は重賞で結果が出ていないが、ここに入って2勝を挙げている得意の京都芝1400mで巻き返しを狙う。対するは、近走不振も3歳時にGIIIファルコンS勝ちの実績を持つタマモブラックタイ、連勝の勢いがあるバウンシーステップなど。
■むらさき賞でテウメッサが巻き返しを期す
東京10Rは芝1800mのむらさき賞(3勝)。テウメッサは2走前の雲雀Sでは16着と大敗を喫したが、前走のあけぼのSでは4着と悪くなかった。1800mは好材料で、ここは上位争いに持ち込めそうだ。対するは、前走府中Sで2着と好走したメリオーレム、前走の分倍河原Sで2着に入り復調気配を見せたパワーホールなど。
■薫風Sでターコイズフリンジが連勝を狙う
東京9Rはダート1600mの薫風S(3勝)。ターコイズフリンジは前走の4歳上2勝クラスを快勝。東京のダート1600mでは安定した成績を収めており、昇級初戦でも得意条件で連勝を飾りたい。対するは、前走の立夏Sで3着と好走したダノンザボルケーノ、得意条件で堅実なラタフォレストなど。
■青嵐賞で素質馬デュアルウィルダーが連勝なるか
東京8Rは芝2400mの青嵐賞(2勝)。デュアルウィルダーは前走が1年以上の休養明け。それでも能力の違いを見せて完勝した。3歳時には青葉賞で3着がある素質馬。ここも突破する可能性は十分。対するは、現級で連続2着のクルミナーレ、前走が同条件で2着のジュンツバメガエシなど。
■渡月橋SでユハンヌスがOP入りを狙う
京都12Rは芝1400mの渡月橋S(3勝)。ユハンヌスは前走の心斎橋Sで鋭い末脚を見せて2着に入った。末脚堅実で、得意の1400m戦で待望のOP入りを目指す。対するは、前走は崩れたが2走前を見直したいガロンヌ、1400mで見直せるヤマニンアストロンなど。
■地方競馬で2重賞
・盛岡競馬場では18時15分にあすなろ賞(重賞)が行われ、実績上位のヘリオスなどが出走する。
・佐賀競馬場では18時05分に九州優駿栄城賞(重賞)が行われ、前走の佐賀皐月賞を圧勝したムーンオブザエースなどが出走する。