レッドモンレーヴで安田記念制覇を狙うディー(撮影・持木克友)
「安田記念・G1」(8日、東京)
今年の平地G1はここまで10レースで7勝を外国人騎手がマークし、大活躍が続いている。今週はJRA・G1初制覇を狙うマイケル・ディー騎手(29)=ニュージーランド=に注目だ。
安田記念でコンビを組む
レッドモンレーヴは、京王杯SCで騎乗して4着。「前走で素晴らしい末脚があるのは分かった。できれば今回は内枠から馬群に近づけて運びたい。末脚を生かす形ならチャンスはある」と目を光らせる。
2カ月の短期免許期間も折り返し地点を過ぎた。NHKマイルCでは、12番人気の伏兵
チェルビアットを3着に導いて鮮烈な印象を残した。来日前には
オーストラリアの名手C・ウィ
リアムズから「日本競馬のルールと、“直線は真っすぐ走らせること。そうすれば競馬を楽しめると思うよ”とアド
バイスをもらった」と明かす。
日本での生活にもすっかりなじみ、「北海道や栗東、
スカイツリー、銀座、渋谷、新宿…いろんな場所に行きました」とプライベートも充実している。宝塚記念(15日・阪神)では実力馬
ジャスティンパレスの騎乗依頼が届くなど、存在感は増すばかり。あとは母国への手土産にG1タイトルを狙うのみだ。(デイリースポーツ・刀根善郎)