長澤まさみ(左)は武豊と握手をかわす(撮影・山口登)
2025年度のJRA年間プロモーションキャラクターを務める俳優の長澤まさみ(38)が15日、阪神競馬場で行われた宝塚記念で表彰式のプレ
ゼンターを務め、レース終了後にはパドックでトークショーを行った。トークショーの途中では、宝塚記念を制した
メイショウタバルの鞍上・武豊騎手(56)=栗東・フリー=もスペシャルゲストとして登場。司会のTIMとともに大いに盛り上がった。
TIMが殊勲の武豊を「祝」の人文字で祝福。トークショーのために残った2万人のファンは、“本日の主役”を大きな拍手で迎え入れた。騎手時代からの先輩でもある石橋師との勝利に、ユタカは「幼なじみというか、子どもの時から僕にとっては兄のような存在の人ですから。石橋さんは“やったな〜。泣きそうや”って言っていました。うれしかったですね。2つ先輩なんですけど、子どもの時からずっと一緒に競馬を見ていましたし、一緒にジョッキーを目指して、一緒にジョッキーを長くやって、調教師になられて、いつか一緒に勝てればいいなと何度も話していたので、夢が一つかないましたね」と喜びをかみしめた。
一緒にトークショーに参加していた長澤まさみからは“直撃取材”されるシーンも。「レースの前の日の晩や朝、ルーティンにしていること、そういうことが少し聞ければ…」と水を向けられると、ユタカは「僕は実はあまりそういうことがないんですよね」と一瞬頭を悩ませたが、「レースで縁起を担ぐわけではないですけど、決めているのは紫のブーツで、というのはありますね。迷うのも嫌なので決めていますね。それ(ルーティン)ができない時に不安になりそうで…。だからあまり気にしないようにしています」という勝負に挑む際の“マイルール”を引き出した。長澤まさみ自身も「私もあまり持たないようにしているんです」と名手との共通点を明かしていた。