愛2000ギニーに続き、G1連勝を飾ったフィールドオブゴールド(手前)(C)Megan Coggin
英国王室が主催する伝統の開催「
ロイヤルアスコット」は17日、好天の
アスコット競馬場で幕を開けた。
英愛仏3カ国の2000ギニー馬がそろった3歳牡馬限定の4R・セントジェームズパレスS(G1、芝1590メートル)は7頭で争われ、道中6番手で脚をためたフィールドオブゴールド(牡3=英J&T・ゴスデン、父
キングマン)が直線、外めのコース取りでスムーズに進路を確保し、3馬身半差で突き抜けた。良馬場で勝ち時計は1分38秒41。愛2000ギニーに続き、厩舎の先輩でもある
キングマンとの父子制覇を達成した。
2着に仏2000ギニー馬
アンリマティス(牡3=愛A・オブライエン、父
ウートンバセット)、3着に英2000ギニー馬
ルーリングコート(牡3=英C・アップルビー、父
ジャスティファイ)が入った。
今月9日に発表があり、名門ジュドモント
ファームの主戦に抜てきされたキーンは愛2000ギニーに続き、フィールドオブゴールドとコンビ2戦目。「前走でいい競馬をして、今日もまた素晴らしい走りをしてくれた。彼に騎乗できること、このチームに加われたことが幸運だった。新しい関係で、こんなに早く彼のような馬に出合えたことが凄い。特別な日になった」と相棒を称えた。
J・ゴスデン師は「素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。早めに抜け出す形になった分、後ろから来られないか気になったけど最後までしっかり走ってくれた」と評価。今後については「愛2000ギニーに出走していなければエクリプスS(G1、7月5日、サンダウン芝1990メートル)を考えたかもしれないけど、あの時も楽に勝ったように見えて実際はかなり負担がかかっている。リフレッシュを図り、サセックスS(G1、7月30日、グッドウッド芝1600メートル)あたりが候補になるかもしれない」と夏場のG1戦線を見据えた。