現地時間3日、米・モンマスパーク競馬場で行われたハスケル招待H(3歳、米G1・ダート9f、7頭立て)は、K.デザーモ騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.2倍)ビッグブラウン Big Brown(牡3、米・R.デュトロウJr.厩舎)が、好スタートから道中は2番手を追走。直線に向いて伸びると、逃げたコールプレイ Coal Playをゴール前で1.3/4馬身差交わして優勝した。勝ちタイムは1分48秒31(良)。さらに4.1/4馬身差の3着にクールコールマン Cool Coal Manが入った。
勝ったビッグブラウンは、父Boundary、母Mien(その父Nureyev)という血統の米国産馬。昨年9月のデビューから無傷の5連勝でケンタッキーダービー(米G1)、プリークネスS(米G1)の2冠を制覇。前走のベルモントS(米G1)ではアファームド Affirmed以来30年ぶりの3冠達成が期待されたが、好位追走から失速し、競走を中止していた。通算成績7戦6勝(重賞4勝)。
同馬には総額5000万ドル(約51億円)以上とも言われるシンジケートが組まれ、来年から米・ケンタッキー州のスリーチムニーズファームで種牡馬入りすることが決まっている。