美浦Wで軽快にラップを刻んだジョージテソーロ(撮影・持木克友)
「ジュライS」(6日、福島)
3勝クラスを鮮やかに逃げ切った
ジョージテソーロが2日、美浦Wで目下の勢いを見せつけた。終始馬なりで、全体も6F83秒4と時計自体は目立つものではなかったが、脚取り軽やかに理想的な尻上がりラップを刻み、好仕上がりを印象づけた。
嘉藤師は「前走後はここを目標に。動きは問題なく順調に来ています」と好調ぶりをアピール。前走のレースぶりを振り返り、「ラスト100メートルの走りからも、ベストは1700メートルですね。福島ではいい競馬をしているし、合っていると思います」とコース適性の高さにも期待する。
昨春にUAEダービー(10着)への遠征も経験した期待馬が、ここにきて完全に軌道に乗ってきた。「一時期の不振を脱却して本来の姿に戻っています。ハンデ55キロも手頃ですし、いい結果を出せれば」と指揮官も手応えありの様子。充実の4歳夏。昇級の壁もあっさりクリアしてみせる。