【七夕賞】「万全の状態で迎えられる」柴田大知騎手がコスモフリーゲンで4年7か月ぶりの重賞制覇目指す

2025年07月11日 06:00

柴田大がコスモフリーゲンで久々の重賞Vを目指す

◆第61回七夕賞・G3(7月13日、福島競馬場・芝2000メートル)

 サマー2000シリーズ第2戦、第61回七夕賞・G3(13日、福島)の出走馬が10日、確定した。コスモフリーゲンで臨む柴田大知騎手(48)=美浦・フリー=は、4年7か月ぶりの重賞制覇を目指す。

  デビュー30年目の柴田大が、全4勝に導くコスモフリーゲンとのコンビで、23年11月の京都2歳S(コスモエスメラルダ14着)以来の重賞騎乗だ。スマイルカナで制した20年12月のターコイズS以来、4年7か月ぶりの重賞制覇を目指す。

 昨年3月の初陣の前から稽古をつけてきたパートナーだからこそ、出来の良さを確信する。5週連続で追い切りに騎乗し、9日は美浦・Wコースで単走(6ハロン83秒2―11秒3)。人馬の呼吸はぴったりで、勢い良くゴール地点を駆け抜けた。柴田大は「しまいだけソロッと放しただけで、時計が出ていい感じに仕上がった。ずっとコンタクトを取りながらやってきて万全の状態で迎えられる」と手応えを口にする。

 先月18日に48歳の誕生日を迎えたベテラン。16年にキャリアハイの56勝をマークしたが、23、24年はともに8勝。今年も4勝にとどまるが、自身が置かれている状況のなかでもベストを尽くす姿勢に変わりはない。「若手が台頭して、なかなか結果が出ていないけど、依頼してもらった一頭を大事にしていけるように」。毎日、精力的に稽古をつけている。

 13年のマイネルラクリマ以来、12年ぶりのVが懸かる七夕賞。柴田大は「久しぶりにこの馬ならという感じで臨むことができます。ずっと乗せていただいているので結果を出したい」。平地と障害のG1で勝った二刀流ジョッキーが、真夏の福島で“いぶし銀”の技を見せる。(浅子 祐貴)

 ◆柴田 大知(しばた・だいち)1977年6月18日、栃木県生まれ。48歳。96年にデビューし、JRA通算548勝(うち障害12勝)。13年マイネルホウオウで制したNHKマイルC・G1、11年マイネルネオスと12年マジェスティバイオの中山グランドジャンプ・JG1・2勝を含めて重賞通算15勝(うち障害4勝)。双子の弟・未崎は同期としてデビューし、通算94勝(うち障害9勝)。現在は栗東・大橋厩舎で調教助手。

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