坂井瑠星騎手騎乗のグランヴィノスが直線抜け出す。 (カメラ・高橋 由二)
7月26日の中京7R・関ケ原S(3歳上3勝クラス、芝2000メートル=10頭立て)は、良血
グランヴィノス(牡5歳、栗東・友道康夫厩舎、父
キタサンブラック)が勝利。約1年5か月ぶりの復帰戦でオープン入りを果たした。勝ち時計は1分59秒2(良)。
好スタートを決め、逃げ馬から4〜5馬身離れた2番手で運んだ。折り合って脚をため、余裕ある手応えで直線へ。残り約300メートルで先頭に立つと、力強い脚取りでリードを広げ、2着
シルキーガール(岩田康誠騎手)に1馬身3/4差をつける完勝だった。
坂井瑠星騎手は「調教からすごく素質を感じていました。久々のぶんがどうかという思いはありましたが、関係者の皆様と馬の頑張りのおかげです。上のクラスでもやれると思います」と高く評価した。
兄姉に
ヴィルシーナ、
シュヴァルグラン、
ヴィブロスとG1馬3頭がいる血統馬。きょうだい全頭を手がける友道調教師は「調教の動きが良かったので期待していましたが、1年半近く休んでいるし、半信半疑でした。ゲートをうまく出て折り合いもついて、言うことないですね。まだまだ七分ぐらいの出来で、この内容ですから」と感嘆。「お母さん(
ハルーワスウィート)は亡くなったので、(現役は)この馬と
エヴァンスウィートだけ。頑張りたいですね」とゆかりの血統への思いを込めた。