【アイビスSD】「荒ぶる魂を持っています」杉原誠人騎手、クムシラコとのレース史上初“きょうだい制覇”へ手応え十分

2025年08月01日 07:00

アイビスSDの“きょうだい制覇”を狙う杉原

◆第25回アイビスサマーダッシュ・G3(8月3日、新潟競馬場・直線芝1000メートル)

 2重賞の出走馬が31日、確定した。サマースプリントシリーズ第3戦、第25回アイビスSD・G3(同、新潟)は22年にビリーバーを勝利に導いた杉原誠人騎手(32)=美浦・フリー=が、クムシラコとのレース史上初“きょうだい制覇”へ手応え十分だ。

 熱のこもった言葉から意気込みが伝わってきた。クムシラコとのコンビで挑む杉原が“姉弟V”へ闘志を燃やしている。22年に半姉ビリーバーでこの千直重賞を勝利。それが自身初の重賞制覇だったこともあり、思い入れもひとしおだ。「(同じ)この勝負服で重賞を勝てればとすごく思っているので、何とかしたいです。オーナーには本当によくしていただいて、大きな舞台を任せてもらえてうれしい」と、甲高い声で力を込めた。

 モンテロッソ産駒のビリーバーは芝の短距離で5勝を挙げた快速馬だった。父がディスクリートキャットに替わっても豊かなスピードを宿している。2頭の共通点について鞍上は「荒ぶる魂を持っています。千直が得意なところもですし、気持ちもすぐにカッと入る」とうれしそうに明かす。自身も新潟・芝直線1000メートルで現役4位タイの13勝を挙げる“千直巧者”。Vへの道筋はしっかりと見えている。

 今年はすでに小倉牝馬S(シンティレーション)、報知杯弥生賞ディープインパクト記念(ファウストラーゼン)と重賞を2勝。「(重賞を)1つ勝ったことで、気負い過ぎることはなくなったし、あの1勝は大きかったとすごく思っています」。姉への感謝を胸に刻み、結果で恩を返す。(坂本 達洋)

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