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【レパードS】レース史上初の初ダートでの戴冠なるか 良血ヴィンセンシオが参戦

2025年08月05日 17:00

レパードS2025に出走予定のヴィンセンシオ(今年4月撮影、ユーザー提供:歩く鳥栖さん)

 皐月賞で9着だったヴィンセンシオ(牡3、美浦・森一誠厩舎)が、レパードステークス(3歳・GIII・ダ1800m)でダートに初挑戦する。

 ヴィンセンシオは父リアルスティール、母シーリア、母の父キングカメハメハの血統。母は2勝止まりだったが、祖母のシーザリオは05年にオークスとアメリカンオークスを制した名牝。母のきょうだいは超優秀で、エピファネイアは13年の菊花賞と14年のジャパンC、リオンディーズは15年の朝日杯FS、サートゥルナーリアは18年のホープフルSと19年の皐月賞を制している。この3頭は種牡馬としても活躍中だ。また、いとこのオーソリティは20年と21年のアルゼンチン共和国杯を連覇するなど、重賞4勝を挙げている。

 ここまで4戦2勝。昨年8月の新潟でデビュー勝ちを果たすと、続く葉牡丹賞はレコード勝ち。一気にクラシック候補に浮上すると、年明け初戦の弥生賞でもファウストラーゼンの2着に健闘した。ただ、前走の皐月賞は道中の不利も影響して9着に敗退。その後はダービーを見送り、放牧に出されていた。今回は初ダートが大きなカギだが、実績とポテンシャルでは一枚上といえる。

 今年で17回目を迎えるレパードSだが、ダート未経験で参戦した馬は6頭。15年のダノンリバティの2着が最高で、他の5頭は2桁着順に沈んでいる。ヴィンセンシオはレース史に新たな1ページを刻むことができるか。その走りを楽しみにしたい。

【レパードSが初ダートだった馬の成績】カッコ内は人気
・09年…14着ディアジーナ(6)
・10年…12着フローライゼ(10)
・14年…15着カラダレジェンド(11)
・15年…2着ダノンリバティ(3)
・17年…14着イブキ(6)
・23年…15着パクスオトマニカ(6)

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