厚岸特別2025に出走予定のデアリングエア(今年6月撮影、ユーザー提供:KTomokiさん)
20年の牝馬三冠を制した
デアリングタクトの全妹となる
デアリングエア(牝3、栗東・杉山晴紀厩舎)が、日曜札幌12Rの厚岸特別(3歳上・1勝クラス・芝1500m)で2勝目を狙う。
デアリングエアは父
エピファネイア、母デアリングバード、母の父キングカメハメハの血統。全姉の
デアリングタクトは20年に史上初めて無敗で牝馬三冠を制した名牝。祖母の
デアリングハートは06年と07年の府中牝馬Sを連覇するなど重賞を3勝。GIでも05年の桜花賞が3着、NHKマイルCが2着、07年のヴィクトリアマイルが3着と、息長く活躍した。
ここまで4戦1勝。デビューから芝1600mを続けて使われたが、3着→8着と結果が出ず。その後、少し間隔を空けられると、3戦目の前々走では芝1400mへ。これも吉と出たのか、鮮やかな逃げ切りで初勝利を手にした。続く昇級戦の前走は9着に崩れたが、出遅れてチグハグなレースになったので参考外でいい。今回は姉の主戦であり、初勝利を挙げた時の鞍上でもある松山弘平騎手との再コンビ。本領を発揮して勝利をつかみ取り、秋に弾みをつけてほしい。