31日、札幌競馬場で行われたサマースプリントシリーズ第4戦・第3回キーンランドC(3歳上、GIII・芝1200m、16頭立て)は、秋山真一郎騎手騎乗の最低人気(単勝161.4倍){horse=2000101919:タニノマティーニ}(牡8、栗東・須貝彦三厩舎)が、好位の内から直線に向いて伸びると、逃げた2番人気ビービーガルダンをゴール前で3/4馬身差交わして優勝した。勝ちタイムは1分07秒9(良)のコースレコード。1番人気のキンシャサノキセキは中団の内から追い上げたが、さらに1/2馬身差の3着に敗れている。
勝ったタニノマティーニは、父ウォーニング、母がJRA3勝のタニノメール(その父リヴリア)という血統。これまでに05年ポートアイランドS(OP)、07年UHB杯(OP)を制したほか、05年富士S(GIII)2着などの実績があるが、近走は勝ち星から遠ざかっており、前走のUHB杯は5着だった。通算成績48戦9勝(重賞1勝)。
鞍上の秋山真一郎騎手はベッラレイアで制した昨年のフローラS(GII)以来となるJRA重賞通算15勝目。管理する須貝彦三調教師はキタサンヒボタンで制した01年ファンタジーS(GIII)以来のJRA重賞制覇で通算18勝目となった。
なお、従来のレコードは16日の札幌日刊スポーツ杯(1600万下)でビービーガルダンが記録した1分08秒3(良)。今回これを0.4秒更新した。
※重賞の格付けは当面、従来の表記を使用致します。