「中京2歳S・G3」(31日、中京)
昨年までの小倉2歳Sが、今年から中京へ移設されたことを機に芝1400メートルに条件を変え、レース名も改称。創設元年だけに傾向は読みにくいが、キャリアの浅い2歳馬同士の一戦だけに、伏兵馬の台頭まで十分に考えられる。
中心を担うのは、非凡な瞬発力で東京の新馬戦を快勝した
パープルガーネット。道中は中団馬群で折り合い、直線で前があくと内からスパッと抜け出した。勝ち時計は水準級だが、ゴール前の鋭い脚は能力を感じさせた。1週前追い切りは美浦Wの併せ馬で1馬身先着と久々でも仕上がりは上々。記念すべき初代女王の勲章を手にする。
小倉の新馬戦を好内容で勝ち上がった
コラルリーフも注目の一頭。スローな流れにもピタリと折り合い、最速タイの上がりで抜け出すセンスあふれるレースぶり。操縦性の高さから、1Fの距離延長でも好戦は必至だ。
同舞台の新馬戦で初陣を飾った
マイケルバローズ。好位追走から直線半ばで先頭に立ち、最後は2着馬とのたたき合い鼻差で制したように、並んだら抜かせない勝負根性が光った。コースV実績のアドバンテージで、2歳中京チャンプの座へ。
デビュー戦は出遅れが響いて5着に敗れた
スターアニスだが、2戦目の未勝利戦ではスタートを決めて好位で運ぶと、直線では後続をみるみる突き放して7馬身差の圧勝劇を演じた。母は11年小倉2歳S、12年
セントウルSを制した
エピセアローム。将来性は高い。
新馬戦を2馬身半差で逃げ切った
ジュジュドールも侮れない。
スピードの違いでハナに立つと、セーフティーリードを保ったまま危なげのない押し切り劇。余力を持ってフィニッシュしており、距離延長も問題なしだ。