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ローラSで重賞を制して、オークスでGI制覇となった
カムニャック(栗東・友道康夫厩舎)。秋はローズS(9月14日・阪神芝1800m)から始動を予定しており、今朝27日はレースに向けた2週前追い切りが行われている。
ローズSがエルフィンS以来の騎乗となる予定の川田将雅騎手が跨って、CWでの3頭併せ。
ジュンツバメガエシが先行して、これを
グランヴィノスがおいかけて、一番後ろから
カムニャックという隊列。7F標識から6F標識の区間が18.2秒とあまり速いラップではなかったので、折り合いが心配な状況だったが、ジョッキーがうまくなだめて、馬も落ち着いて追走していた。
1Fごとに加速していく形できれいなラップを踏み、4コーナーから最後の直線。
先頭との差はまだ3馬身ほどあったが、ぐんと加速するとあっさりと前に追いつき、最後は3頭がほぼ同入。ただ、
カムニャックの手応えにはかなり余裕があった。
時計は6F83.1〜5F67.5〜4F52.3〜3F37.2〜2F22.7〜1F11.3秒。6F時計はさほど速くないが、きれいな加速ラップを踏んでいるところがポイント。春と比べても走りに安定感が増しており、GIホースとして風格が出たというのは、まさにこのことなのかなと思わせてくれる。
(取材・文:井内利彰)