最終追い切りを行ったディクテオン(提供:TCK特別区競馬組合)
9月7日(日)に韓国・ソウル競馬場で行われるコリアカップ(3歳上・国際G3・ダ1800m)に出走する
ディクテオン(セ7、大井・荒山勝徳厩舎)が27日、国内最終追い切りを終えた。TCK特別区競馬組合が同日、発表した。
同馬は父キングカメハメハ、母メーデイア、母の父キングヘイローの血統。母は13年のJBCレディスCを制すなど、牝馬ダート重賞で6勝を挙げた。21年秋に名古屋で2勝しJRAに再転入すると、以降コンスタントに勝ち星を重ね、23年の浦和記念、名古屋グランプリを制覇。24年には白山大賞典で3つ目のタイトルを手にした。25年1月にJRAの競走馬登録を抹消し、大井競馬に転入。4月の川崎記念で2着に入るなど、ダートの中長距離戦で活躍が続く。通算成績は29戦9勝(うち重賞3勝)。
海外遠征は今回が初。地方所属馬のコリアC出走は、昨年の
ライトウォーリアに続き2頭目となる。国内最終追い切りは小林・良馬場で3分どころを一杯に追われ、81.0-63.2-48.8-36.4-11.5(提供:全国公営競馬専門紙協会)。8月29日(金)の早朝に小林牧場出張厩舎を出発し、同日深夜にソウル競馬場に到着する予定となっている。
■荒山師のコメント
「前走後は、山元トレセンでリフレッシュも兼ねて休養させていました。8月上旬に厩舎へ帰厩し、ここまでは予定通りのメニューを消化できています。国内での最終追い切りの動きについても、満足のいく内容でした。
ここからの移動がハードになるので、現地に入ってからの追い切りについては、到着後の馬の様子を見て考えたいと思います。8月29日に小林牧場の検疫厩舎を出発し、関西国際空港を経由して韓国に入る予定です。気になっているのは、関空までの馬運車での移動と空輸での移動で17時間くらいかかると聞いているので、うまくクリアして韓国入りしてほしいです」
■今後のスケジュール
8月29日(金)早朝:特別区競馬組合小林牧場出張厩舎出発
8月29日(金)19時頃:関西国際空港発
8月29日(金)21時頃:仁川国際空港着
8月29日(金)深夜:ソウル競馬場着
9月3日(水):出走投票・枠順確定
9月7日(日):競走日
※上記スケジュールは変更となる場合がある。
(TCK特別区競馬組合のリリースより)