ケンタッキーダービー2023に出走したメイジ(c)netkeiba
9月8日は1868年に明治と改元とされた日なので「明治改元の日」となっている。そこでこの機会に「メイジ」が付く馬を3頭、順を追って紹介したい。
まずは57年の日本ダービーを制したヒカルメイジだ。2歳時は5戦して1勝に留まったが、3歳になって素質開花。4連勝で迎えた皐月賞は2着だったが、続くNHK杯を快勝。続く日本ダービーでは1番人気に支持され、皐月賞馬の
カズヨシに3馬身半差をつける圧勝で世代の頂点に立った。種牡馬としても天皇賞(春)を制した
アサホコ、菊花賞馬の
グレートヨルカなどを輩出するなどして成功を収めた。
2頭目はオンリーフォアライフ産駒の
メイジタイガー。82年に関屋記念と新潟記念を連勝。半兄で77年の福島大賞典を制した
メイジガルボに続く、きょうだいで重賞ウイナーとなった。
そして3頭目が23年のケンタッキーダービーを制したメイジ(Mage)である。3歳1月のデビュー戦を制したものの、その後は
ファウンテンオブユースSが4着、フロリダダービーが2着と連敗。そのため本番のケンタッキーダービーでは評価は高くなかったが、鮮やかに差し切ってG1初制覇を果たした。その後もプリークネスSが3着、ハスケルSが2着と健闘。ケンタッキーダービーがフロックでないことを示した。24年からは種牡馬となっており、2世の活躍を心待ちにしたい。