羽田盃2着のナイトオブファイア(左)と東京ダービー3着のシーソーゲーム(ともに撮影:高橋正和)
ダート三冠最終戦を前に注目の対決が実現した。今夜、川崎競馬場で行われる戸塚記念(3歳・SI・ダ2100m)で、羽田盃2着の
ナイトオブファイアと、東京ダービー3着の
シーソーゲームがふたたび相見える。
ナイトオブファイアは父
ホッコータルマエ、母ノーズトウショウ、母の父ブラックホークの血統。23年に無敗で南関東三冠を達成した
ミックファイアとは、同馬主×同調教師の縁となる。デビューからいずれも上がり最速の末脚を繰り出し4連勝。重賞初挑戦の京浜盃は勝ち馬から1.9秒差離された3着だったが、羽田盃では1.0秒差の2着まで詰めた。東京ダービーでは勝ちにいったぶん、終いが甘くなって4着だったが、世代上位の実力を見せている。
シーソーゲームは父
Daaher、母Bear Now、母の父Tiznowという血統の米国産馬。JRAで新馬勝ちのあと、8着、12着となり、大井競馬に転入した。移籍初戦を順当勝ちし、クラシックチャレンジ2着を挟んで、岩手のダイヤモンドCで初タイトル。続いて果敢にも東京ダービーに挑むと、直線では見せ場十分の3着に入った。
ナイトオブファイアに加え、ユニコーンS覇者の
カナルビーグルに先着。こちらも三冠最終戦が楽しみになる内容だった。
今回はジャパンダートクラシックを目指す意味で、お互いに負けられない一戦。中央馬へのリベンジを前に、ラ
イバルを退けて勢いをつけるのはどちらか。はたまた第三の勢力の台頭があるのか。20時10分の発走を待ちたい。