今年は阪神マイルで行われる2歳オープンの野路菊S(9月20日)。ここに出走を予定している
アランカール(栗東・斉藤崇史厩舎)が今朝10日、レースに向けた1週前追い切りを行っている。
CWで
セッションを追走する形。6F標識から5F標識の区間が16秒台で、それ以降は15秒台。ちょうど折り合いが難しくなるラップゾーンではあるが、うまくなだめながら、先行馬との距離を保ちながら、3コーナーから4コーナーを抜けていく。
最後の直線、内から並びかけていくが、それを確認した相手が加速を促すと、さすがは
セッション。手応えが楽々でなかなか
アランカールが前に出ることができない。結果的に同入かアタマ程度遅れたかなというところだが、ラップ的には全く問題ない。
というのも、時計は6F84.9〜5F68.6〜4F52.8〜3F37.1〜2F22.5〜1F11.2秒。道中きれいな加速ラップを踏んでいる上、最後の直線は11.3秒から11.2秒。自身はしっかりと加速できているので、これは相手の
セッションが先行してそれ以上に動いたという判定でよい。また、追い切りの動き自体は先週よりも確実に良くなっている。
(取材・文:井内利彰)