キャプテンシーと併せたヤマニンブークリエ(左、カメラ・高橋 由二)
 
◆第79回セントライト記念・G2(9月15日、中山競馬場・芝2200メートル、3着までに菊花賞の優先出走権)追い切り=9月11日、栗東トレセン
     前走の2勝クラスを格上挑戦で制した
ヤマニンブークリエ(牡3歳、栗東・松永幹夫厩舎、父
キタサンブラック)は、横山典弘騎手を背にCWコースで
キャプテンシー(4歳3勝クラス)を2馬身半追走。軽快なフットワークでリズム良く直線に向き、反応よくしなやかに脚を伸ばした。6ハロン84秒1―11秒7できっちりと併入。松永幹調教師は「時計はちょうど良かった。反応も良かったし、いい調教ができた」と笑みを浮かべた。
     前走は少頭数の緩い流れのなか我慢を利かせ、上がり最速34秒8で鋭く最内から抜け出して完勝。「前走の勝ち方は良かった。前は調教でもハミをかんでいたりしたけど、今は大丈夫」とトレーナーが語るように、課題だった折り合い面に確かな成長が見られる。
     松永幹厩舎&横山典騎手のタッグは、2019年に
リオンリオンで当レースを勝利している。「ノリも『
バランスがいいし、馬はいい』と言っていた。状態はいいし、走ってくれるんじゃないか」と指揮官は期待を込めて送り出す。