「オールカマー・G2」(21日、中山)
札幌記念は6着止まりだった
リビアングラスだが、11日の1週前追い切りで抜群の動きを披露。栗東CWでクラヴィス(4歳3勝クラス)を3馬身半差突き放し、自己最速となるラスト1F11秒3をたたき出した。
「北海道の時はピリッとしないところがありましたが、そういうところがないですし、いい雰囲気です」と担当の甲斐助手も手応えを示す。
2200メートルは適性の高い距離。これまで5戦で〈2・1・1・1〉と安定した成績を残している。23年京都新聞杯3着、今年の京都記念2着と重賞でも好走。着外に敗れたのは一度だけだが、それが2走前の宝塚記念の7着。13番人気を考えれば、強豪相手によく食い下がった。
「前走は馬場も合わなかった。主場の方がいい馬で、2200メートルも問題ない」と同助手も条件変わりを歓迎する。先週の中山は逃げ切り連発で、圧倒的に先行有利の馬場だった。さらに今回は逃げ馬不在でペースが落ち着きそう。先行力には定評ある
リビアングラス。展開利を生かした重賞初Vがあっても、何ら不思議はない。